天野です。本日のアウトプットです。
今回は、整形外科医の井尻慎一郎氏の著書「曲がる腰にもワケがある-整形外科医が教える、首・腰・関節のなるほど話」を参考に、僕の見解を交えてアウトプットしていきます。
このブログは、腰痛は患者先行型治療を行ってこそ根本的に治る、という考えですすめています。患者先行型治療とは、医師や施術家ではなく、患者自身が治療方針を決めて生活習慣を見直して治療していくやり方です。
さて・・・
あなたは、腰痛体操をしっかりとやっていますか?
こういう質問をすると、ドキッとしてしまうかもしれませんね(;^_^Aなにせ、腰痛体操は、面倒ですからね。
このブログでは、世の中の多くの腰痛体操、筋トレ、ストレッチの中から、できるだけ簡単なものをご紹介しています。それでも、どうしても面倒なこともあるでしょうし、つい、忘れて続けられなかった、という場合もあるでしょう。
そんなあなたのために、これ以上ないくらい、簡単で、かつ、効果抜群な腰痛対策の全身運動をご紹介します。
慢性腰痛の克服に外せない、鉄板な治療方法はコレだ!
腰痛にとって鉄板であり、最強の全身運動、それはズバリ・・・
ウォーキングです!
その理由は、3つあります。ひとつひとつ説明しますね。
理由① 気軽にできるから
最大の理由は、「気軽にできるから」です。ちなみにこれは、上記の本の著者、井尻慎一郎先生の見解です。もちろん、僕も同じ意見です。なぜなら、結局、効率のいい腰痛体操があったとしても、それが環境が整ってないとできなかったり、面倒なものだったりしたら、続きませんからね。
その点、歩くだけ、というのは、簡単です。簡単ということは、続けやすいですね。続けやすいということは、腰痛が改善していくということです!
特別に、気合を入れて歩く必要はありません。「買い物のとき、いつもより遠回りして歩く」などで構いませんよ。
理由② 負荷が弱いから
2つ目の理由は、「負荷が弱いから」です。というのも、負荷が強いトレーニングだと、筋肉の疲労、炎症、障害が起きてかえって悪化させてしまうことがあるんです。実際、僕も、負荷の強い腰痛体操でかえって痛めてしまったことがあります。あなたにもありますよね(;^_^A
まあ、本に載っている腰痛体操の写真は、「理想的なポーズ」ですからね。なので、ついつい、そのポーズに近づけようとして、無理をしてしまうんです。
たとえば、マッケンジー体操。これは、体を反らせる運動で、とても腰痛に効きます。僕も、この体操のおかげで、ずいぶん、助かっています。なので、以前の記事でも、マッケンジー体操をご紹介しました。
でも僕は、マッケンジー体操の「理想的な角度」に近づけようとして、悪化させたことがあります。グキッとやってしまいました。それで数週間、苦しみました。治すために腰痛体操をやっているのに、これでは意味がないですね。
もちろん、負荷がかかりすぎないように気を付ければ大丈夫です。でも、ついつい力が入りすぎてしまうこともあります。ここが悩みどころですね。
その点、「歩く」のは、無理がありません。筋力を必要以上に使うこともなく、ほどよい負荷がかかっています。
もしあなたが、時間や環境の問題で腰痛体操をできない事情があるなら、「歩くだけ」というのも、腰痛にとてもいいんですよ。
慢性腰痛を治そうとするとき、治療をはじめてすぐの時期は腰痛体操すらまともにできない状態です。なので、本格的な腰痛体操の時期に入る前に、まずはウォーキングを毎日続けて、体に滑らかさを取り戻すことも十分、有効なのです。
理由③ あなたがすべきなのは、筋トレではなく腰痛対策だから
「歩くのが腰痛の最強の全身運動である理由3」です。それは、
「あくまで、あなたがすべきなのは、腰痛対策のトレーニングだから」
です。これはどういうことか、というと、腰痛対策のトレーニングを続けていくうちに、だんだん勘違いしてきて、「体を鍛えなければならない」と思ってしまう人がいるということなのです。
筋トレもストレッチも、「腰痛対策」のためであり、体を鍛えるためではありません。ましてや、腹をシックスパック状態にしなければならない、とまで思うのは、目的をはき違えすぎています。
しかし、僕自身がそうでしたが、筋トレを続けていると、どうしても、筋肉もりもりにしたくなります。腹のシックスパックも作りたくなります。
たとえば腹のシックスパックは、見せる筋肉の中でも最上級に難しいものです。これを追求しはじめたら、泥沼にはまってしまいます。
こういうことになってしまう可能性があるので、まずは「歩く」程度のことから始めるのが、失敗しにくい腰痛治療法なのです。
まとめ
どうでしょうか?
もしあなたが、「慢性腰痛を治すのにどうすればいいかわからない」というのなら、まずは歩くことからはじめてみてはいかがでしょうか?かしこまって、ウォーキングの時間を取る必要はありません。いつもより遠回りして多めに歩くだけで十分です。
場合によっては、それだけであなたの腰痛はほとんど完治といってもいいくらいの状態になりますよ。
歩くことは、部分的な筋トレやストレッチと違って、全身を使います。同じく全身を使うものとして、ランニングがありますが、ランニングほど、負荷がかからないので、腰にやさしい運動です。
なので、ぜひ、ウォーキングをしましょう!というか、「ウォーキング」なんて言うと、構えてしまいますね(;^_^A
言い換えます。
いつもより、多めに歩きましょう!
以上、天野からの、あなたへのアウトプットでした。頑張っていきましょう!