佐藤秀次先生の著書「腰椎手術は怖くない」を読んだ上での、僕の見解。

天野です。本日のアウトプットです。

今回は、佐藤秀次(さとう・しゅうじ)先生の著書「腰椎手術は怖くない」を読んで思ったことを述べていきます。

ちなみに僕は、小学生のときに発症して20年間苦しめられた「第五腰椎分離すべり症」を完治させました。いまだに骨は分離してズレたままですが、痛みがないところまでもってくることができました。

ただ、いつ再発するかわからないので、常に警戒して、ストレッチなどを毎日行っています。そういう人間がこの記事を書いているという前提でお読みください。

佐藤秀次先生の「腰椎手術は怖くない」はどんな本なの?

さて、佐藤秀次先生の「腰椎手術は怖くない」についてです。

佐藤先生は、金沢脳神経外科病院の院長さんです。脳神経、脊椎を主に専門としておられる医師であり、医学博士です。「MD法」という手術方法で腰椎などの手術を少なくとも12年間で3000例もご経験されています。「平成のゴッドハンド」との異名もあり、手術希望者は多く、予約は半年先まで埋まっています。

そんな佐藤先生の本ですが、ざっくりというと、

「腰椎の手術は、怖くはありませんよ。たとえ術後に再発しても、自転車のパンク修理と同じで、何度でも手術で改善できます。」

という内容です。

僕は、このブログで何度か書いているとおり、「腰の手術はしない方がいい」という考えの持ち主です。しかし、そんな僕でも、佐藤先生の本を読むと、「もしかしたら、手術という選択肢もアリかもしれないな」と思えてきます。

なので、もし僕の腰痛が再発したら、佐藤先生にお願いするかも・・・と、ちょっとだけ思いました。

というのも、佐藤先生が実践しておられる「MD法」は、いままでの腰の手術と違って、危険性がかなり低いのです。

MD法とは

MD法とは、「顕微鏡下ヘルニア摘出術」のことで、簡単に言うと、高性能の顕微鏡を使ってヘルニアを摘出する手術のことです。さらに、佐藤秀次先生の場合は、ヘルニアだけでなく、すべり症などの腰椎変性疾患(≒骨の異常)の場合も手術を行う、とのことです。

この手術のポイントは、やはり高性能の顕微鏡を使うという点ですね。先生の本のたとえだと、「ミミズが蛇に見えるくらい、拡大される」ということなので、手術がしやすいわけです。なので、失敗が少ないわけですね。

さらに、普通の手術のように体を大きく切開するわけではありません。なので、患者の体力的な負担も少ないわけです。手術時間も一時間ほどしかかかりません。

MD法は、アンケートで満足度が高い

で、すごい点があるんですが、それは、アンケートです。

手術を受けた人に「手術を受けてよかったかどうか(改善したかも含めて)」というアンケートを取ったそうです。すると、「とてもよい」と「よい」が」95%を占め、あとは「普通」で、「悪い」はゼロだったとのことです。

つまり、満足度がかなり高いわけであり、ほとんどの人が手術後、腰痛の症状が治まっているんですね。

このような話を聞くと、「手術してもいいかな」と思えてきますよね?

だだし!不安に思った点もあり

しかし、一方で、僕は佐藤先生の本を読んでかえっていろいろと不安になってきたりもしました。それはどういうことか、というと・・・

佐藤秀次先生の本は、たしかにMD法に関してはメリットが多く書かれています。しかし、それがゆえに、他の治療法が全般的に批判されています。

たとえば、MD法以外での腰椎での手術は佐藤先生は好意的に見ていません。また、「腰痛の診断はあいまいな点が多く、医師の主観で決められる」というようなことを述べておられます。

これは言い換えれば、「病院で診てもらったとしても、その医師の診断は間違っているかもしれませんよ」

ということです。つまり、佐藤先生の手術、診断の正しさがこの本で確認できる一方で、他の医師や、治療法は信用ができなくなってしまうのです。

僕がこのブログで当初から言っていることと同じ

なので、これは、結局は僕がこのブログで言っていることと同じ結論になります。つまり、「腰痛というものは、複雑すぎて、本当の原因は誰にもわからない」という結論です(似たようなことを佐藤先生も書かれています)。

で、僕の場合は、「誰にもわからないんだから、患者の体の感覚を一番よく理解できる患者自身が、自ら治療計画を立てて治していく」という治療法を提唱しています。

すなわち、患者先行型治療です。

で、佐藤秀次先生の場合は、佐藤先生の治療法が一番いい、という結論なのです。

注意!僕は佐藤秀次先生を批判したいわけではありません

もちろん、僕は佐藤秀次先生を批判したいわけではありません。と同時に、佐藤先生ご自身も、腰痛治療業界を批判したいわけではないのだと思います。

佐藤先生がご自身の主張をご著書で強く、わかりやすく書いたことで、不運にも「腰痛業界を批判した」ような形になってしまったのでしょう。

結論!

さて、今回の記事の結論ですが、佐藤秀次先生の手術法である「MD法」は、とても有効だと思います。腰痛で苦しんでいる方は、受けてみる価値はあるでしょう。

ただ、その前に、佐藤秀次先生の著書「腰椎手術は怖くない」は、ぜひ一読しておきましょう。しっかりと理解した上で受けると精神的に落ち着きますので、手術の効果が上がることも期待できます。

以上、天野カズからの、あなたへのアウトプットでした。いつも僕のYouTubeトークを聴いていただき、そしてこのブログに訪れていだたき、本当にありがとうございます!

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