どのくらい集中して治療に取り組めばいいか?
さて、あなたは腰痛治療に3ヶ月間、集中して取り組むことにしました。ここで以下のような疑問が生まれるでしょう。
「集中して取り組むというけど、どのくらい集中すればいいの?」
と。では、その答えを書きますね。それは、
全生活の50%ぐらいのエネルギーを使う
ことです。できれば、80%ぐらいが理想です。しかし、最低でも50%くらいのエネルギーは使ってください。
50%というのはどのくらいのエネルギーというと・・・あくまで目安ですが、
仕事の次に優先して取り組む感覚
です。主婦の人ですと、家事の次に優先する感覚です。
でも、僕としては、仕事や家事よりも優先して行うべき、と言いたいところです。そのようにできる人は、そのようにしてください。たとえば、仕事をしばらく休むことができる、というのなら、休んで集中的に治療に取り組んだ方がいいです。
でも、現実的にそれは難しいので、せめて、仕事の次に優先してください。
たとえば、家族サービスよりも優先しますし、同僚の飲み会ももちろん、行ってはいけません。趣味も中断してください。
もちろん、家族サービスに関しては家の人にいろいろ言われるでしょう。でも、「3ヶ月の我慢だから、ごめんね。」と、家族によく謝って、理解を得ましょう。そうすることによって、「真剣に治療に取り組んでいくんだ」と決意を強めることもできるはずです。家族のためにも、何が何でも腰痛を治すんだ、という気持ちになるでしょう。
理想を言えば、50%ではなく、80%のエネルギーを使うのがいい
ちなみに、もし日常の80%のエネルギーを投入するとしたら、どんな感じになるでしょうか?
あくまで目安ですが・・・
甲子園で有名な高校の野球部
といったレベルでしょう。強豪校の野球部は、寮生活をしています。学校で普通の勉強もしますが、優先度は野球の方が高いです。学校が終わったらすぐに野球部専用グラウンドで練習し、それが終わったら寮で素降りをします。
自由な時間はなく、食事・風呂・就寝時間くらいが息抜きできる時間でしょう。
野球強豪校の部員は、こんな生活を高校三年間、続けています。
なので、できればこれと同じレベルのエネルギーを、腰痛治療にも投入した方がいいです。
なにも、球児のように三年間やらなければならないわけではありません。たったの3ヶ月です。
でもあくまで、「80%」というのは、僕的におすすめする「理想」です。こう考えると、
- 50%のエネルギーを
- たったの三ヶ月間だけ使う
この条件は、達成しやすいと思いませんか?
つまり、仕事や家事が第一優先だけど、その次に優先するものとして「腰痛治療」をかかげて取り組んでいく感覚です。これなら、不可能なことではないはずです。
絶対、あなたならやり遂げることができるはずです。なぜなら、慢性腰痛に苦しんできたはずだからです。そこから脱却した先の世界を、何度も何度も夢見てきたはずです。
そのような強い思いがあるからこそ、自分での努力が必須な「患者先行型治療」を乗り切ることができるのです。ですので、自信をもって治療にあたり、なんとしても、腰痛を3ヶ月間で完治させましょう!
次の記事では、1ヶ月目の最初にまずやるべき、「整形外科に行くこと」について書きますね。