必要な腰痛対策グッズを揃える
「患者先行型治療」に取り組む3ヶ月間の初月は、「模索の時期」です。あなただけのオリジナルの治療方法を、「あなたのことをよく知るあなた自身」が確立するべき時期です。
そのためには、必要な道具は揃えておかなければいけません。あなたは、この初月に、いろいろな整体に行き、整形外科にも行き、本も読みました。ここまですれば、ある程度、どんなことをすれば完治に向かうのか、見えてきたと思います。
ストレッチ・運動・食事・生活習慣など、腰痛完治に必要な「勝ちパターン」がだんだんと見えてきたはずです。
見えてきたからには、あとは実践あるのみです。そして、「実践」するためには、「環境」を整えなければなりません。その環境づくりの一環として、「必要な道具を揃える」ことが大事なのです。
たとえばストレッチをするにしても、ゴムチューブがあるのとないのとでは、効果に雲泥の差があります。もちろん、整体師さんや理学療法士さんが近くで見ているなら、道具がなくてもストレッチを効果的に行うことができます。
道具のサポートを受けながらストレッチ・運動をする
しかし、自宅で行うときにはそういうわけにはいきません。自分だけの力でストレッチや運動を効果的に行っていかなければならないのです。そのためには、道具に頼るのがいいのです。
「道具に頼る」というと受け身のようで、聞こえは悪いですが、「道具にサポートしてもらう」と考えてください。患者先行型治療は、あなた自身が腰痛治療を引っ張っていく治療方法ですが、あなた一人で全て行うわけではないのです。
整体師さんのサポート、専門書からの「知識」面でのサポートを受けるとの同様に、「道具によるサポート」も受けながら頑張っていくものなのです。
ですので、必要な道具があると思った場合は、積極的に買うようにしてください。複数のものを買ってみるのがいいでしょう。
もちろん、その中には、「あなた的にしっくり来ないもの」もあるでしょうが、複数のものを買うことによってしか、「あなたにぴったりなもの」には出会えません。
いい結婚相手に出会うためには、一度の失恋で諦めずに、どんどん声をかけていくべきなのと同じです(^_^;)。
腰痛完治を助けるための、あなたにとってのいいパートナーを、早めに見つけてくださいね。
食事・サプリメントについて知る
慢性腰痛は、腰まわりだけの問題ではありません。食事・栄養面も深くかかわっています。もちろん、急性腰痛の場合は、怪我をするきっかけとなる出来事があって腰痛になったのですから、食事・栄養面はあまり関係がありません。
しかし、慢性腰痛の場合は、すでにいろいろな要素がからみあってしまっている状態です。当然、食事・栄養面にも気を配る必要があります。これも、腰痛治療に取り組む3ヶ月間の我慢です。その期間だけは、腰まわりの状態をよりよくするために、そのサポート態勢を作る必要があるのです。すなわち、食事・栄養面でのサポートです。
いったん、腰痛が完治したら、食事・栄養面で極端に気を配る必要はありません。これは、風邪をひいているときもそうですよね?風邪をひいているときは、それを治すために食事・栄養面でかなり気を付けなればななりません。
サプリメントを飲んだり、場合によっては点滴をうつこともあるでしょう。そうすることによって、風邪を治すために栄養面からサポートするわけです。しかし、いったん、風邪がなおったら、サポートは必要ありません。
今、あなたは慢性腰痛をかかえています。これは、「腰の病気」の状態です。ならば、それを完治させようと思ったら、食事・栄養面でのサポートも重要になってきます。
どのような食事、どのようなサプリメントを摂取していけばいいのかは、このブログでも紹介していきますが、再三、僕が主張しているとおり、腰痛は複雑な病気です。最終的には、あなた自身の感覚で決めていく必要があります。
なので、特にサプリメントなどは、最初の段階は、いくつかの種類を試してみるべきです。
2ヶ月目からは、自分の感覚で選んだ食事・サプリメント療法を続けていくことになります。
それが、あなたの腰痛を治すのに強力なサポート役となってくれるでしょう。
次の記事は、「患者先行型治療」の2ヶ月目の説明です。