患者先行型治療の、1か月目~2ヶ月目のおさらい

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3ヶ月目の意味は、「完成の月」です
1ヶ月目が「模索の月」、2ヶ月目が「実践の月」でしたね。いよいよ、「完成の月」というわけです。

「患者先行型治療」2ヶ月目までのおさらい

1ヶ月目のおさらい

ここで、簡単に「患者先行型治療」の、ここまでの流れをおさらいしましょう。

あなたは「患者先行型治療」に挑戦し、いよいよラストの月、3ヶ月目に来ました。
1ヶ月目は、「模索の月」でした。「腰痛」は他の病気と違って、複雑すぎて「本当の原因」は誰にもわかりません。

もちろん、レントゲンなどで画像診断することはできます。そこから病名をつけることもできます。

しかし、画像診断であなたと同じ異常が腰まわりの骨に見られる場合でも、「腰に痛みを感じない」人はたくさんいます。なので、それは「根本的な原因」ではありません。

だからこそ、腰痛患者の全てに共通する「筋肉の異常」に注目して、それを全力で改善していくのが正しい治療方法です。

とはいえ、

「根本の原因」ではなく、「そこから起きる現象=筋肉の異常」を治す

といっても、単純な話ではありません。複雑な要因が入り組んで起きている「筋肉の異常」は、まさに複雑であるがために万人共通の治療方法はないのです。

最終的には、あなたの痛みを一番よく知っているあなた自身が、「あなたの感覚にピンとくる治療方法」を選ぶしかないのです。選ぶということは、多くの選択肢を知っておかなければなりません。

だからこそ、1ヶ月目は、「多くの選択肢を知り、その中から選ぶ」月でした。つまり、多くの治療方法があることを本で学び、いろいろな整体に通って複数の整体師の施術を受け、ストレッチや運動もいろいろと試します。

そして、それらの中から、あなた自身が「ピンときたもの」を選ぶ月です。

2ヶ月目のおさらい

そして2ヶ月目は「実践の月」でした
1ヶ月目に模索した結果、選び出された治療方法を、いよいよ2ヶ月目から実践したわけです。

実践の月は、まだ治療に不慣れですから、まずは習慣化することを目標としました。整体にきっちり通うこと、そして、ストレッチ、運動も忘れずに行う、ということです。

その効果は2ヶ月目には出ません。あくまで、習慣化し、あなたの体に治療をなじませることが大事な要素でした。

あせらず、少しずつ、実践する。そして、習慣化する。それをあなたはやりとげて、いよいよ3ヶ月目に入ったのです。

つまり、「完成の月」です。

「患者先行型治療」いよいよ3ヶ月目へ

この3ヶ月目で、腰が痛い今までのあなたの体質を大きく突き放してしまいましょう。まさにロケットです。「3ヶ月で速攻で突き放す」からこそ、腰の痛い生活から離れることができるのです。

人間には、「元に戻ろうとする性質」があります。

もしあなたが、腰が痛くない生活を続けていたとしましょう。

このケースで、突然痛くなった場合。「元のあなた」=「腰が痛くないあなた」です。

なので、人間の「元に戻ろうとする」性質に従って、あなたの体は「腰が痛くない状態」にすぐに戻ります。

しかし、あなたは慢性腰痛をかかえています。

つまり、「元のあなた」=「腰が痛いあなた」なのです。

だから、ダラダラと治すのではなく、「3ヶ月で速攻で」突き放さないと、あなたの体は元に戻ろうとしてしまいます。つまり、「腰の痛いあなた」に戻ろうとするのです

その、「速攻で腰痛を突き放す3ヶ月」の最後の月が、まさに3ヶ月目(完成の月)なのです。

次の記事からは、3ヶ月目に必要な心構えや、やるべきことについて書きますね。

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